「リバース武蔵」でふたりづつペアになる時、僕はあぶれてしまった。
どうしようかと思い、まわりを見まわしていると、もうひとりあぶれている人がいて、その人と組むことになった。
声楽家の浦野智行さんと組んだのは偶然だった。
浦野さんがすごい人らしい、というのはそれまでの周りの人の反応でなんとなく感じていた。
実際、組んでみると、なんか知らんけど能力が高い人やなぁ、というのはすぐわかった。他の人と集中力が全く違うのだ。
今にして思えば、それは緩解的意識集中が段違いのレベルだったのだが(究極の身体サイトを参照のこと)。
髪を振り乱して、リバース武蔵に打ち込む浦野さんの姿は、鬼気迫るものがあった。
(続く)
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